スクラッチの事例として紹介されることが多いのが「動くことわざ」です。
ことわざにあった動きをスクラッチでプログラミングするというもの。
サンプルプログラムをもとに小学校の授業で行うときの注意点をまとめました。
サンプルとしてつくってみたことわざは「雨後のたけのこ」です。
画面は下記のように動きます。
上記のサンプルでは、スプライトとして「ネコ」「タケノコ」「雲」「雨」を使用しています。
ネコ以外はスクラッチの中にはないので、フリーのイラストを用意しました。
プログラムの中では、クローンやメッセージを使っています。
それぞれのスプライトのコードは下記のとおりです。
授業でことわざ作りを行う場合は、あらかじめイラストを用意しておくのがポイントです。スクラッチに予め用意されているイラストだけでは、ことわざ作りはできません。
使うイラスト探しまで児童にさせると、それだけで何時間もかかってしまいます。
ことわざ作りで使えそうなイラストは、先生があらかじめ用意しておいてください。
ただ、すべてのことわざ用にイラストを用意するのでは、時間が足りません。
そこで、対象とすることわざに条件を設けるのが現実的です。
例えば、天気に関することわざについて、スクラッチで作るといった感じです。
そうすれば、用意するイラストも限られたもので十分になります。
天気に関することわざなら「晴れ」「雨」「曇り」「雪」のイラストとそのほかに天気に関することわざで出てきそうなものを用意しておけば十分です。
天気に関することわざだけでも使えそうなものがこんなにあります。授業でプログラム作りを行うのであれば、テーマを決めて、それに沿ったイラストを用意しておくことをオススメします。