2019年1月にスクラッチのバージョンが2.0から3.0に変わりました。
このバージョンアップによりスクラッチにアクセスすると下記のようなメッセージが出て、スクラッチが使えなくなるケースがあります。こうしたときの対処方法をまとめました。
このエラーメッセージが出ると、スクラッチは使えません。去年までは使えていたのに、今年(2019年)になったら使えなくなったというパターンが多いかと思います。
このエラーの意味は、使用しているブラウザがスララッチ3.0には対応していない(そのブラウザでは、スクラッチ3.0を使えない)という意味です。
ブラウザというのはインターネットにアクセスして、ホームページなどを見るためのソフトです。Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)などがブラウザソフトです。
スクラッチ3.0は、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)に対応しなくなってしまいました。このために見られなくなったというわけです。
スクラッチ3.0が対応しているブラウザは、グーグルクローム(Google Chrome)、ファイアフォックス(Firefox)、マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)などです。
スクラッチ3.0を使うには、こうしたスクラッチ3.0に対応しているブラウザソフトをインストールするしかありません(上に挙げたブラウザソフトは無料です)。
1つのパソコンの中にブラウザソフトを2つ以上インストールすることも可能ですので、インターネットエクスプローラーは残したまま、新たに追加することもできます。
これが王道の対策になります。
ブラウザをインストールできない(またはしたくない)ときは、オフライン版Scratch2.0をインストールすれば、インターネットエクスプローラーでスクラッチを使うことが可能です。
オフライン版は、ネットワークにつながっていない状態で使うものですので、アカウントをつくってデータをスクラッチサイトに保存しておくことはできません。
オフライン版Scratch2.0のインストールもできない場合は、インターネットエクスプローラで利用できるスクラッチに代わるサイトを利用するしかありません。
文科省が作っているスクラッチのようなプログラミング体験サイトです。
スクラッチと同じような感覚で使えるのがメリットですが、起動するまでに時間がかかるのがデメリットです。スクラッチが使えなくなった人のアクセスが集中している影響があるのかもしれません。
利用環境にもよりますが、サイトにアクセスして「じゅんび中」となってから利用できるようになるまで4〜5分かかります。
グーグルが提供しているプログラミング体験サイトです。
こちらはスクラッチやプログラミンのように作品をつくるのではなく、あらかじめ設定されている課題をプログラミングで解決するものになっています。
以上、スクラッチが使えないときの代替案として参考にしてみてください。