


「一生懸命プログラムを作ったのに、スクラッチで音が出ない!」
そんなトラブルにお困りではありませんか?
せっかく作ったゲームやアニメーションも、音がないと少し寂しいですよね。
スクラッチで音が鳴らない原因は、パソコンの設定にある場合とプログラム(ブロック)の組み方にある場合の大きく2つに分けられます。
この記事では原因別に分かりやすく解決策を解説します。
一つずつ順番にチェックして、音が出るように直していきましょう!
プログラムを見直す前に、まずは使っているパソコンやタブレットの設定を確認しましょう。「実はパソコンの音が消えていただけだった」というケースは非常に多いです。
一番よくある原因がこちらです。
| Windowsの場合 | 画面右下のスピーカーマークをクリックして、音量がゼロ(またはミュート)になっていないか確認します。 |
|---|---|
| Macの場合 | 画面右上、またはキーボードの音量ボタンでボリュームを上げます。 |
| タブレット(iPadなど)の場合 | 横の音量ボタンを押して、音が十分な大きさになっているか確かめましょう。 |
本体のスピーカーから音を出したいのにBluetoothイヤホンやヘッドホンが接続されたままになっていませんか?
設定画面からBluetoothの接続を一度オフにするか、有線イヤホンの場合はジャックから抜いてみて、音が出るか試してみてください。
パソコン本体の音量が出ていても、インターネットを見るソフト(ブラウザ)の設定でScratchの画面だけ音が消されていることがあります。
Chromeなどの場合、画面上の「タブ(Scratchが開いている部分)」を右クリックして、「サイトをミュート」がオンになっていないか(「サイトのミュートを解除」という表示になっていないか)を確認しましょう。
パソコン側の設定に問題がなければ、次はScratchのプログラムをチェックします。
音を鳴らすブロックの選び方や、組み合わせ方に原因が隠れているかもしれません。
Scratchには、音を鳴らすブロックが2種類あります。
| 〇〇の音を鳴らす | 音が鳴り始めてすぐに、次のブロックの命令に進みます。 |
|---|---|
| 終わるまで〇〇の音を鳴らす | その音が完全に鳴り終わるまで、次のブロックには進みません。 |
BGMのように長く続く音を「ずっと」ループさせる時に「〇〇の音を鳴らす」を使ってしまうと、音が何度も最初から再生され続けてしまい、結果的に「ブブブ…」という変な音になったり、聞こえなくなったりすることがあります。BGMには「終わるまで〇〇の音を鳴らす」を使いましょう。
プログラムのどこかに、「音量を0%にする」というブロックが紛れ込んでいませんか?
もし見つけたら、「音量を100%にする」ブロックに直すか、不要であればブロックごと削除しましょう。「音量を〇ずつ変える」ブロックをマイナスの数字で何度も繰り返してしまった場合も、音が消えてしまいます。
「ずっと」ブロックの中に「〇〇の音を鳴らす」ブロックを単独で入れると、1秒間に何十回も音が再生されようとして処理が追いつかず、音が鳴らない(またはノイズになる)原因になります。
ループの中で音を鳴らしたい場合は、「もし〇〇なら」などの条件ブロックと組み合わせるか、「終わるまで〇〇の音を鳴らす」を使用してください。
色々なスプライト(キャラクター)で同時にたくさんの音を鳴らしすぎると、音がぶつかり合って正常に聞こえなくなることがあります。
また、どこかのスプライトに「すべての音を止める」ブロックがあると、他のスプライトの音も強制的に消えてしまいます。不要な「すべての音を止める」ブロックがないか探してみましょう。
設定やプログラムが完璧でも、システムの一時的なエラーが原因で音が出ないことがあります。
自分で用意した音楽や効果音(MP3やWAVファイル)をScratchに読み込んだ場合、そのファイル自体が壊れていたり、Scratchが対応していない形式だったりすると再生できません。
一度パソコン上でそのファイルを開いて、正常に再生できるか確認してみましょう。
インターネットの回線が不安定だったり、Scratchのサーバーが混み合っていると、音のデータがうまく読み込まれないことがあります。
一度プロジェクトを「直ちに保存」してから、ブラウザの更新ボタン(リロード)を押してページを再読み込みしてみてください。
ここまで試しても直らない場合は、今使っているブラウザのキャッシュ(一時データ)が原因かもしれません。
Google Chromeを使っているならMicrosoft Edgeで開いてみるなど、別のブラウザを試してみましょう。可能であれば、スマートフォンや別のパソコンなど、違う端末で開いてみると原因がはっきりします。
トラブルが解決したら、Scratchの「音」をもっと自由に使いこなしてみましょう!
音を工夫するだけで、作品のクオリティは一気に上がります。
Scratchには最初からたくさんの「音」が用意されています。
| 効果音(SE) | ジャンプした時、アイテムをゲットした時などに短く鳴らす音。「〇〇の音を鳴らす」ブロックが適しています。 |
|---|---|
| BGM | ゲーム中にずっと流れている音楽。「ずっと」ブロックと「終わるまで〇〇の音を鳴らす」ブロックを組み合わせて使いましょう。 |
パソコンやタブレットにマイクがついていれば、自分の声を録音して使うこともできます。「音」タブの左下にあるスピーカーマークにマウスを合わせ、マイクのアイコン(録音)を選ぶだけです。
※この時、ブラウザから「マイクの使用を許可しますか?」と聞かれたら「許可」を選んでください。
オリジナルの声でキャラクターを喋らせて、もっと楽しい作品を作ってみましょう!
スクラッチで音が出ない時は、焦らずに「パソコンの設定」「ブロックの組み方」「システムのエラー」の順番で確認していけば必ず解決できます。無事に音が出るようになったら、これからもScratchでのプログラミングをどんどん楽しんでくださいね!